AIを「下書き係」にしてブログ記事を書く5ステップ|丸投げで失敗した50代の実践手順

前回の記事では、AIに記事を丸ごと書かせて失敗した経験から、「AIは下書き係にする」という結論をお伝えしました。
前回の記事はこちら
→[AIに記事を丸ごと書かせた結果]
ただ、「下書き係と言われても、具体的にどう使うの?」と思った方も多いと思います。
そこでこの記事では、AIを下書き係にして記事を書く手順を、5つのステップに分けてお伝えします。コピーして使えるプロンプトの例も載せているので、そのまま試せます。
(この記事は構成案づくりにAIを使っています)
ステップ1|AIに頼む前に、自分で3つだけ決める
最初にやることは、AIを開くことではありません。メモ帳に、次の3つを書き出します。
- 読者は誰か(例:ブログを始めたばかりの50代会社員)
- その人は、何に困っているか(例:何を書けばいいか分からない)
- この記事で、何を伝えたいか(一言で)
この3つが決まっていないままAIに頼むと、誰が書いても同じような記事になります。前回の記事で書いた「注意点④ 検索意図を決めるのは自分」が、ここです。
短くて構いません。箇条書きで、3行あれば十分です。
ステップ2|AIに構成案を作ってもらう
次に、ステップ1のメモをAIに渡して、構成案(見出しの案)を出してもらいます。
プロンプト例①
あなたはブログ記事の構成を考える編集者です。
次の条件で、記事の構成案を作ってください。
・読者:【ステップ1の1】
・読者の悩み:【ステップ1の2】
・記事で伝えたいこと:【ステップ1の3】
・文体:です・ます調
・出力:H2見出しを5つ、各H2の下にH3見出しを2〜3つ
・本文はまだ書かないでください
ポイントは、「本文はまだ書かないでください」と入れることです。入れないと、AIは本文まで書き始めてしまいます。
出てきた構成案は、そのまま使いません。「この見出しは自分には書けない」「ここは順番を変えたい」と思うところを、納得いく形に直します。
自分は直近の記事で見出しの順番を2つ入れ替えて記事にしました。

見出しごとの内容はバッチリなんですが、順番がなんとなく気に入らなくて入れ替えました。笑
ステップ3|見出しごとに、自分の体験を書く
ここが、一番大事なステップです。
構成が決まったら、見出しごとに、自分の体験や感想を、箇条書きのメモで書き出します。文章にしなくて構いません。
例
・最初は、何を書けばいいか分からず、2時間悩んだ
・結局、前に失敗した話から書いたら、すぐ書けた
メモを書いたら、本文は自分で書きます。メモが多いときは、「このメモを、読みやすい文章に整えて」とAIに頼む方法もありますが、その場合も、体験の中身は変えないようにします。
AIに任せると、体験談がきれいにまとまりすぎて、自分の言葉ではなくなってしまうからです。
体験メモを書くとき、迷う方が多いので、書き方のコツを3つ載せておきます。
1. 「事実」「気持ち」「学び」の3つに分ける
たとえば、こう書き出します。
- 事実:何をしたか(例:200記事のうち、途中から記事をAIに書かせた)
- 気持ち:そのとき、どう思ったか(例:楽だった、でも不安もあった)
- 学び:今、何が分かったか(例:整っていても、読まれるとは限らない)
この3つが揃うと、体験談として読み応えが出ます。
2. 完璧な文章にしない
メモは、自分だけが読めれば十分です。「ええと」「たしか」のような言葉のままで構いません。
きれいにするのは、本文を書くときです。
3. 悩んだこと、迷ったことを入れる
成功した話より、迷った話のほうが、読者の共感を得やすくなります。
「ここで3日悩んだ」のような一言が、記事に人間らしさを出します。
ステップ4|AIに「読みにくいところ」を指摘してもらう
本文を書き終えたら、もう一度AIの出番です。今度は、書く役ではなく、読む役をお願いします。
プロンプト例②
次の文章を、ブログ記事の校正者として読んでください。
書き直さず、気づいた点だけを指摘してください。
・読みにくい文や、長すぎる文
・意味が分かりにくい部分
・同じ言葉の繰り返し
・論理が飛んでいるところ
【ここに本文を貼る】
ここでも、「書き直さず、指摘だけ」がポイントです。書き直しまで頼むと、文章がAIの声に変わってしまいます。指摘を見て、直すかどうかは自分で決めます。
記事が書き終わったら、タイトル案もAIに出してもらえます。
プロンプト例③
次の記事のタイトル案を、5つ出してください。
・読者:【読者の設定】
・記事の内容:【内容を一文で】
・条件:32文字以内、数字を入れる、誇張しない
選んだ理由は不要です。タイトルだけを出してください。
「誇張しない」と入れておくと、「必ず稼げる」のような言い方を避けられます。出てきた案は、そのまま使わず、自分の言葉に直します。
ステップ5|事実確認をして、公開前チェックをする
最後は、AIではなく、自分の目と手で確認します。
- 自分の体験談や感想が、最低でも1か所は入っている
- 数字、日付、固有名詞を、元の情報で確認した
- 「〜と言われています」の根拠を確認した
- 声に出して読んで、つっかえるところを直した
- 「〜でしょう」「〜が重要です」が続いていない
- 誰が書いても同じ内容になっていない
このチェックリストの詳しい中身は、前回の記事に書いています。
→[前回の記事]
実際にやってみた結果
こおまでに要した時間はざっと30分くらいです。これを自分で考えるとなると、2〜3時間はかかると思います。
しかも、内容的にところどころではありますが、自分の経験や知識などを入れ込んで書いていくので、丸投げしていた頃の記事より、はるかに内容のあるものになっていますよね。
失敗したことは特にないのですが、「もう少し読みやすく行間を気にして」というプロンプトを一行入れた方が良かったかな?とは思いました。
- 記事のテーマ
- 全体で、どのくらいの時間がかかったか
- 丸投げしていた頃と比べて、どう違ったか
- 失敗したこと、うまくいかなかったこと
下書き係として使うときに、失敗しやすいポイント5つ
ここからは、この手順を試すときに、つまずきやすいポイントをお伝えします。
① プロンプトが長すぎる
最初から細かく指示を出しすぎると、AIの答えがずれることがあります。まずは短く頼んで、足りないところを追加で指示するほうが、うまくいきます。
② 出てきた答えを、1回で決めてしまう
最初の答えが、一番いいとは限りません。「別の案も出して」と、2〜3回やり直してから選びます。
③ 体験談まで頼んでしまう
「この記事に合う体験談を書いて」と頼むと、AIは、ありそうな話を作ってしまいます。実際にやっていないことを書くのは、読者への裏切りになります。体験談は、必ず自分の経験だけで書きます。
④ AIの文章を貼って、そのまま公開する
急いでいるときほど、やりがちです。ただ、公開前のチェックを飛ばすと、前回の記事で書いたような失敗につながります。
⑤ AIの答えが変わることを知らない
同じプロンプトでも、出てくる答えは毎回違います。うまくいったプロンプトは、メモ帳に保存しておくと、次も使えます。
よくある質問
よくある質問
Q. どのAIを使えばいいですか?
最初は、無料で使えるものから試して構いません。大事なのは、AIの種類よりも、「自分で決めること」と「AIに頼むこと」を分ける考え方です。
ちなみにですがこの文章もAI(Claude)に書いてもらいました。
Q. 書く時間は、どのくらい短くなりますか?
人によって、また記事によって違います。構成を考える時間は短くなりやすい一方で、体験メモの作成と事実確認の時間は、なくなりません。
(実際自分が書いてみた経験から言うと、1記事30分〜1時間と言ったところです。)
Q. AIを使ったことは、記事に書いたほうがいいですか?
決まりはありません。ただ、このブログのように、AIの活用を発信しているブログでは、「構成案づくりにAIを使っています」と書いておくと、読者に誠実な印象を与えられます。
Q. 文章を書くのが苦手でも、できますか?
できます。苦手な人ほど、「構成案」と「読みにくいところの指摘」でAIが役に立ちます。ただ、体験談の部分は、自分で書く必要があります。短くても、自分の言葉で書いたほうが、読者に伝わります。
まとめ
AIを下書き係にする手順を、もう一度まとめます。
- 自分で、読者・悩み・伝えたいことの3つを決める
- AIに、構成案だけを作ってもらう
- 見出しごとに、自分の体験を書く
- AIに、読みにくいところを指摘してもらう
- 事実確認と公開前チェックは、自分でやる
AIは、記事を書く時間を短くしてくれます。でも、何を書くかを決めて、体験を載せて、責任を持って公開するのは、人間の仕事です。
次の記事では、【Xの実験ログ記事】をお伝えします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!






