ノイシュバンシュタイン城 世界遺産に登録された日

この度2025年7月12日にドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城が世界遺産に登録されました。
ノイシュバンシュタイン城は1860年代、南部バイエルン州に国王ルートヴィヒ2世の命令で着工、現在では毎年140万人が訪れる有数の観光スポットとなっています。
この記事では、その有名なお城であるノイシュバンシュタイン城は今になってなぜ世界遺産に登録されたのか、詳しくみていこうと思います。

ノイシュバンシュタイン城の歴史

🌟ノイシュバンシュタイン城の基本情報
- 場所: ドイツ・バイエルン州の南部、アルプスのふもとの小さな町「フュッセン」の近くにあります。
- 建てた人: バイエルン国王「ルートヴィヒ2世(Ludwig II)」という王さまです。
- 建設開始: 1869年(19世紀)
🏰なぜこのお城を建てたの?
ルートヴィヒ2世は芸術や音楽がとても好きな王さまで、特に作曲家リヒャルト・ワーグナーの音楽に深く感動していました。
このお城は、ルートヴィヒ2世が自分の夢を形にしたような場所で、
- 中世の騎士や伝説の世界
- ワーグナーのオペラの物語
- おとぎ話のような風景
これらをすべて取り入れて、自分だけの理想の世界を作ろうとしたのです。
🛠お城の建設について
- 建設は1869年に始まりましたが、完成はしませんでした。
- 建物の一部はまだ工事中のままで、ルートヴィヒ2世が亡くなった後、工事は中止されました。
- 王さま自身も、お城が完成する前に亡くなってしまいました(1886年)。
👑ルートヴィヒ2世の悲しい最後
ルートヴィヒ2世は、夢の世界にのめりこみすぎたとも言われ、晩年には「正気を失った」とみなされ、王位を追われてしまいました。
そしてその直後、ミステリアスな死を遂げます。湖で遺体となって見つかり、今でも死の真相ははっきりしていません。
現在のノイシュバンシュタイン城
ルートヴィヒ2世の死後すぐに、一般の人も見学できるようになりました。
今では世界中から観光客が訪れ、ドイツで最も有名なお城の一つになっています。
世界遺産に登録されていなかった理由
ノイシュヴァンシュタイン城は、これまで世界遺産に登録されていなかった理由は、元々が19世紀に建てられた比較的新しい城であり、世界遺産の登録基準である「普遍的な価値」を持つと見なされにくかったためと言われています。

世界遺産の基準って、結構厳しいんだろうな〜

簡単には決められないよね!
また、世界遺産に登録されると開発が制限されるため、地元住民からは観光客の増加による影響や、開発の制限を懸念する声もありました。
地元住民との問題も簡単にはいかないですね!
観光地としての現状
ノイシュヴァンシュタイン城には、年間約140万人の観光客が訪れます。
ドイツでは一大観光地として賑わっております。
また、ノイシュヴァンシュタイン城は1,000メートルの山の上に建っています。 ホーエンシュヴァンガウから約1㎞北にあるテーゲルベルク山は標高1,720mあり、その山頂に向かうロープウェイからはお城の全景を見ることができます。

ディズニー「シンデレラ城」のモデルの城

実はみなさんがよくご存知のこのお城「シンデレラ城」はノイシュバンシュタイン城をモデルに作られたんですよ?知ってましたか?
本当に美しいですよね⁉︎
まとめ
- 王の人生と城の運命にロマンを感じる声
未完成のまま終わった建設、ルートヴィヒ2世の死の謎…そんなドラマティックな背景に魅了されるという感想も多いです。 - ディズニーとの関係に触れる話題も
「眠れる森の美女の城」のモデルになったことから、ディズニーファンの間でも人気という話題もよく登場します。 - ルートヴィヒ2世の夢が詰まったお城
「狂王」とも呼ばれた王さまが、自分の理想を追い求めて建てた芸術的な建築だと紹介されています。 - おとぎ話のような外観に感動!
白い石造りと尖塔が印象的で、まるでディズニー映画の世界のようだと多くの人が感じています。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。それではまた!