エアブラシ初心者が使う塗料はどれ?おすすめの理由は?
プラモデルを塗装する際に筆を使用する場合とエアブラシを使用する場合があります。
エアブラシは、圧縮空気を利用して塗料を細かい霧状にし、対象物に均一に塗布するツールです。エアブラシを使うことで、手塗りでは難しい滑らかなグラデーションや細かいディテールを表現することができます。特にプラモデルやフィギュアの塗装、ネイルアート、イラストレーションなどで広く使用されています。
今回はエアブラシを使用するのに初心者が使用するのはどの塗料がいいかというのを検証していきます。
結果から申し上げますと、水性アクリル塗料というのがおすすめなのですが、そこら辺を詳しく説明していきたいと思います。
塗料の種類
プラモデル用の塗料は大きく分けて3種類あります。
水性アクリル塗料
- 特徴: 水性で扱いやすく、乾燥が早い。
- メリット: 臭いが少なく、初心者でも扱いやすい。水で薄めることができ、清掃も簡単。
- デメリット: 耐久性がやや低く、強い摩擦や水に弱いことがある。
こちらは専用の薄め液を使い1:1の割合で希釈するとうまくエアブラシで塗装することができます。その際のエア圧は0.1〜0.12mpaくらいで塗ると良いでしょう。
ラッカー塗料
- 特徴: 溶剤系で、耐久性が高い。
- メリット: 美しい光沢が出る。乾燥が早く、重ね塗りがしやすい。
- デメリット: 臭いが強く、換気が必要。溶剤を使用するため、取り扱いには注意が必要。
エナメル塗料
- 特徴: 溶剤系で、乾燥が遅い。
- メリット: 修正がしやすく、乾燥前であれば拭き取ることができる。光沢があり、仕上がりが美しい。
- デメリット: 乾燥に時間がかかるため、作業時間が長くなることがある。
初心者におすすめの塗料ブランド
初心者におすすめの塗料ブランドをいくつか紹介します。
- タミヤ: アクリル塗料が豊富で、初心者にも扱いやすい。特にプラモデル愛好者に人気があります。
- ガイアノーツ: ラッカー塗料が人気で、発色が良く、プロフェッショナルな仕上がりが期待できます。
- ミスターカラー: エナメル塗料が充実しており、修正がしやすい。特にフィギュアや細かいディテールの塗装に適しています。
写真の塗料はガイアノーツさんのラッカー塗料です。キラキラに仕上げたいときは(キャンディー塗装)迷わずにこれ!
エアブラシ塗装の基本テクニック
初心者が知っておくべき基本的なエアブラシ塗装のテクニックを紹介します。
- 薄く重ね塗り: 一度に厚く塗らず、薄く何度も重ねることでムラを防ぎ、均一な仕上がりを実現します。
- 適切な距離: エアブラシと対象物の距離を一定に保つことで、均一な塗布が可能になります。通常、15~20cmの距離が推奨されます。
- エア圧の調整: 適切なエア圧を設定することで、塗料の飛び散りやムラを防ぐことができます。初心者には0.2~0.3MPa(2~3気圧)が適しています。
- 定期的なメンテナンス: 塗装後はエアブラシをしっかりと清掃し、塗料の詰まりを防ぐことが重要です。特にノズルやニードルの清掃は欠かせません。
まとめ
エアブラシ初心者にとって、適切な塗料選びは重要です。アクリル塗料、ラッカー塗料、エナメル塗料の特徴を理解してから使用するようにしましょう。
また、基本的な塗装テクニックを身につけることで、より美しい仕上がりを目指せます。
エアブラシ塗装をする上で避けては通れない問題があります。
そう「換気」です。
エナメル系の塗料をエアブラしで塗装するのは初心者にはハードルが高い気がします。
ラッカー系はとても綺麗に仕上げることができるのですが、シンナー臭がやばいです。
このようなブースが必要となります。価格も10000円前後と決して安いわけではありません。そうなると最後に残った水性のアクリル塗料が正解となるわけです。
この塗料ならダンボールに向かって塗装しても臭くはありませんし、近頃は改良されて色のノリも格段に良くなってきています。
今回の記事で皆さんが塗料で悩んでいた問題が少しでも解決できれば幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。それでは!